先日、「柳谷観音 楊谷寺」に行ってきました。
京都はたくさんの有名な神社仏閣があり、ガイドブックなどでも目にする機会が多いと思います。
修学旅行で訪れたよ!という方もいらっしゃいますよね。
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金閣寺や清水寺は分かるけど、楊谷寺(ようこくじ)って?
聞き馴染みがなく『それってどこ?』と思われる方も多いと思いますので、簡単にご説明を。
場所は長岡京市。
1,200年程むかし桓武天皇により奈良の平城京から遷都され、さらに平安京に遷都されるまでの短い期間 10年間だけ存在した幻の都と呼ばれた地です。
位置的には京都の少し大阪寄りとなります。
京都市内ではないものの古刹は多く、特に"楊谷寺" "粟生光明寺" "善峯寺" この三社を合わせて『西山三山』といい、それぞれ花や紅葉の名所として知られています。
ただアクセスが少し不便なため、隠れた名所となってしまっています。
そんな「柳谷観音 楊谷寺」ですが紫陽花がとても綺麗で、インスタ映えするとSNSなどで徐々に注目を集めています。
5,000株の紫陽花が楽しめるイベント『あじさいウィーク』がちょうど始まったばかり。
という事でまだ人が少ない朝一番にふらりと1人で行ってきました。
市街地を抜けて、このような山道をどんどん登って行きます。
不安になるほどの切り立った崖もありますが、構わずに進みます。
今は舗装されて車で行けますが、昔の人はお詣りするのも大変だっただろうなと思います。
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両サイドはどこまでも続く竹林で、春には筍の直売所も出ています。
ちなみにこの竹林、「竹取物語」のモデルにもなっていたそうですよ。
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しばらく進むと開けた道になり、灯籠や看板が見えてきました。
まだ人気のない時間帯なのでゆっくり本堂に向かいます。
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山門を超えてすぐに見えるのは本堂と手水舎。
水に浮かぶ紫陽花がとても綺麗な花手水(はなちょうず)です。
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実は楊谷寺は花手水発祥のお寺で、ここから全国に広がったようです。
フォトジェニックでこれだけでも一見の価値があります。
境内は広く、いたるところ紫陽花だらけ。
スタッフが訪れたのは6月初旬だったため見頃にはまだ早かったのですが、十分に楽しめました。
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個人的にはこのブルーの紫陽花が好きです。
青空からそのまま落ちてきたかのよう・・・
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順路を進めば高台に。
目の前は崖ですが、ベンチに腰掛け足元の紫陽花を見ながら休憩ができます。
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そこら中が可愛くて絵になる場所ばかりです。
数カ所ある手水鉢にも花が入れられ、それぞれに趣きが・・・
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他にも紫陽花に囲まれた回廊や庭園もあり見所ばかり。
目のご利益がある観音様なので、なんと月に数度、眼精疲労のアロマテラピーまで体験できます。
これは確実に癒されそうですね。
そうだ京都、行こう。
主催の「花と水の京都」をテーマにした展示もありました。
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亥之吉の「てまりばな」
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紫陽花に囲まれて持ち歩けば特別な気分に浸れます。
溶けそうな程に暑い日でしたが、ぼかしの効いた透明感のある青磁色が涼やかです。
楊谷寺のあじさいウィークは7月4日まで開催されていますので、緊急事態宣言が解除されてからでも間に合いますね。
期間中は特別に「アジサイの押し花付き御朱印」の授与もやっています。
境内の紫陽花が咲いていく順番で押し花の種類が変わっていくそうなので、
どんな花が授与されるのか楽しみもありますね。
いつもは行かないローカルな京都に足を伸ばすのもオススメです。
今だけ楽しめる穴場スポットで贅沢な時間を楽しんでみてはいかがでしょう。