京都では桜が満開になりました。
亥之吉の近く京都二条城でも桜が満開で、天気の日は青空に桜が映えてとても綺麗です。 (今日はあいにくの雨ですが)
二条城の北に二条公園があり桜が沢山咲いているのですが、冬の時期から咲いている桜があります。
ジュウガツザクラ 十月桜
「秋から冬にかけて少しづつ咲き、春に一斉に開花する。細い枝にもいっぱいつき、枝が垂れて枝垂桜の風情がある」
冬の間は薄いピンクの花がちらほら儚げに咲いているだけなのですが、春にはピンクが濃くなり細い枝にも沢山花がつき今がちょうど見頃です。
花弁にも切れ込みが入っていて可憐でキュートな桜です。
桜は日本人にとってとても身近で春を代表する国花。
季節の始まりである春に咲くことから、縁起の良い物事の始まりや新しい門出を意味します。
亥之吉でも2020年の新柄に「さくらさく」が登場しました。
「さくらさく」の元デザインは絹に手書きで描いた着物の型染用図案です。
この図案を元に1色ずづ版にして手捺染で着物を染めていくのですが、この図案でしたら版は少なくとも30版は必要となります。
今では型染めで何版も使用する柄は少なくなりました。
40年以上前に描かれたこの図案は、着尺になる予定でした。
それぞれの花はとても美しいのですが、やはり和柄っぽくそのままでは普段使いにはしにくいデザインです。
この和のデザインを亥之吉のデザイナーが大胆にアレンジ。
黒地をベースに美しい桜を春以外にも楽しんでいただけるように、また季節を問わず持ちやすいよう配色にもこだわりました。
季節を問わず持っていただける柄ですが、やはりこの季節の贈り物に選んでいただくことが多いです。
特に「さくらさく」という名前が縁起がいいとの事で、入学祝いや就職祝いのプレゼントに選んでいただき、ギフトラッピングのご希望をいただきます。
ラッピングしながら贈られる方の新しい門出を想像し、陰ながら応援する気持ちでリボンを結んでおります。
「さくらさく」はマスクケースやブックカバーなど、ちょっとした贈り物におすすめアイテムにもなっています。